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吟​遊​詩​人​の​忘​れ​物 -skit-

from 彼​岸​花 by DAM-T

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lyrics

やあ、どうも僕です はじめまして
足して引いてかけて割ってやっと0になれた
見慣れた風景を見慣れない風景であるかのような振りするのにも慣れた
晴れた空を何気なく見上げる素振りも覚えた
旅をして山も野も越えた
そこに何があった?と旅人は問う
何もありません、と僕は嘘をつく
「じゃあ、また」と もう会うことも無いくせに使う別れ文句
遠く離れたところから吹いてくる風はノスタルジアを運んで
隅から隅まで行き渡ってさ 去っていくキミは勝手だ
ああ、最初からわかってた 僕は歌う詩人だってさ

ねぇ、あなたはどんな歌を知ってるの?
ほんの少しで良いから、唄って聞かせてよ
その歌を愛する人があなただけだとしても
それはあなたに愛されるために生まれたんだよ

一緒にいようよ、と言ったはずなのに
時と君とは離れ離れ
朝目が覚め 語れば語るほど虚しくなるのさ
屈託なく笑う君の笑顔を思い出す
思い出すばかりで言葉が出ない
やたら大きい風呂敷広げて泣いてないでさ
ほら、見てよ 花が咲いてない
あれれ、どうしたの?って立ち上がってみると
僕の座ってた場所には花が咲いてた
今はもう見る影も無い 僕が潰してたんだ
声も枯れ夜も更け まぶたのスクリーンが黒に染まるころ
今夜の布団は石より硬く 僕の持つ意志より重かった

ねぇ、あなたはどんな歌を知ってるの?
ほんの少しで良いから、唄って聞かせてよ
その歌を愛する人があなただけだとしても
それはあなたに愛されるために生まれたんだよ

credits

from 彼​岸​花, released August 13, 2006
Produced by DAM-T

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